〒920-0836 金沢市子来町57
電話 076-252-3319
高野山真言宗 宝泉寺
通称「五本松」(ごほんまつ)
\ 宝泉寺は、ココ! /
毒蛇を食べる孔雀の力を神格化した仏尊が、孔雀明王です。
一切の諸害を除去する明王として信仰されています。
孔雀明王を説く経典は、『仏母大孔雀明王経(ぶつもだいくじゃくみょうおうきょう)』3巻が有名です。
インドでは、お釈迦様の時代から孔雀の呪を誦する信仰があったようです。修行中にコブラなどの毒蛇にかまれて、命を落とす修行者が多くいたからだと思います。そこでお釈迦様もヘビの毒を伏するために「孔雀呪」を誦することを許したと考えられています。
日本には、早くも奈良時代の後半から伝えられていたようです。平安時代から鎌倉時代を通じては、孔雀明王を本尊として、災禍を消除して雨を降らす「祈雨法」がしばしばおこなわれました。
孔雀明王を本尊に修法する祈雨法については、延杲僧正のページをごらんください。
孔雀明王のすがたには、いくつかパターンがあるようですが、高野山孔雀堂の孔雀明王像には、次のような特色がみられます。
これが高野山の孔雀明王の像容となります。
高野山の孔雀明王様は、明王とは思えないほど優美はお姿です。
白い衣をまとって、宝冠をいただき、金色の孔雀に座しています。
4本の手には大切な道具を持って、それらでもって私たちに降りかかる災難を払いのけてくださっています。
このような正面向きで手が4本ある孔雀明王の図像の形成には、弘法大師が深く関与しているといわれ、「大師様孔雀明王(だいしようくじゃくみょうおう)」として尊崇されてきました。
高野山孔雀堂の孔雀明王像は、「大師様孔雀明王」のスタイルを継承しています。
高野山の孔雀明王様は、明王とは思えないほど優美はお姿です。
白い衣をまとって、宝冠をいただき、優美な*金色の孔雀に座しています。
4本の手には大切な道具を持って、それらでもって私たちに降りかかる災難を払いのけてくださっています。
* 再建された孔雀堂には、新たに新造された極彩色の孔雀明王像が鎮座ましまします。
オン マユラ キランデイ ソワカ
孔雀堂ものがたり