
〒920-0836 金沢市子来町57
電話 076-252-3319
高野山真言宗 宝泉寺
通称「五本松」(ごほんまつ)
\ 宝泉寺は、ココ! /
2017年、護摩木づくりの記録です。
みなさんに助けていただいて、護摩が続けられています。
どうもありがとうございます。
おつくりいただいた護摩木を一本のこらず焚きあげ、
護摩で生じた功徳をみんなの利益のために回向いたします。
他者のために汗を流す、みなさまの菩薩行に感謝です。
いよいよ、平成29年度の護摩木づくりが始まりました。作業小屋の環境が整ってきたので、作業効率が上がりました。
ついでに日立製丸ノコ一台新調。軽快な切れ味です。
護摩木の根元をみきわめて、しっかり墨をつけ、収納ケースにおさめます。
この後、護摩木を1本ずつ水で洗って、天日干し。再びケースに収納する作業が続きます。
墨つけが終わり次第、護摩木小屋にどんどん収納していきます。
当山の護摩木は、こうした心ある方々の数々の浄行によってつくりだされます。修法するだけが護摩ではありません。護摩木をつくるところからすでに護摩がはじまっています。
よく晴れた日、護摩木を洗って、天日干しをします。ざっと並べて4000本。まだまだ足りません。この作業を何度も繰り返します。
とはいえ、これは「段木(だんもく)」をつくる作業。段木だけでは護摩の修法ができません。このあと「二十一支」と「百八支」です。順次、つくってゆきます。
みんなで昼食。魚介カレーとサラダ。そして、差し入れの巻きずし、おはぎ。ごちそうさま!
残りの護摩木を洗いました。おかげさまで、アッという間に乾いて、護摩木小屋に収納できました。多数お手伝いくださり、感謝申しあげます。
作業してると、なにも考えず、無心になれますね
護摩木を流水で洗った後、護摩木を井桁に組んで乾かします。その作業を手伝ってくださった人の言葉です。
洗い清めた護摩木を一本一本ていねいに積むだけで、心が落ち着いてきます。
きれいな水で洗って、カラカラに天日干しされた護摩木は、ツルツルのピカピカ。自心の源底をみつめる修行は、ここから始まっています。なにもかもが、護摩です。
護摩木を洗って、天日干しを始めたところ、突然の夕立。
ぬれた護摩木を広間に運んで、室内で乾燥させることにしました。
しっかり洗ってよく乾いた護摩木で護摩修法すると、煙が少なく、美しい火焔光を放って、よく燃えます。
当山の護摩は、準備の段階から手抜きはありません。
護摩木を作って洗って乾かして数えてヒモでしばって、護摩木の完成。
そしてその護摩木を使って護摩修法。拝んで焚いて掃除して、次の護摩の準備。
ただ、このくりかえし‥。これが護摩修行なんですよね。
前田さんのご協力を得て、端材から一度に大量の護摩木を作っていただきました。
ヒモで束ねた材木をそのまま規定の寸法に裁断してゆくんですね。すごい!
当日、お手伝いくださった皆様に重ねて感謝申しあげます。
これまでの私たちの作業工程を知って、前田さんはびっくりしておられました。これまで10日以上かかっていた作業が機械を使えば、わずか半日。仰天です!
皆様のお力添えをいただいて、護摩を続けさせてもらっています。ありがたいことです。
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