毎月一日は、摩利支天のご縁日です。護摩と法話があります。

神々への供養 2(神供)

神供(神々への供養 2)

本堂の縁側にある箱を指さして、「これは何ですか?」と、尋ねる人がいます。

神供壇(じんぐだん)といいます。白い御幣をはさんだ棒がたくさん立ち並んでいます。密教では、修法の際、天部の神々や鬼神に供物を捧げる行為。それを神供といいます。神供壇は、そのための大切な道場です。

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神供壇

世天段で供養した諸天は、護摩のメインステージ「本尊段」(第3段)で供養する御本尊の等流身(とうるしん=分身)です。

また世天は、権類(ごんるい)と実類(じつるい)の別があります。権類の天部は、護摩の世天段で供養する本尊の等流身である諸尊。実類とは、世間の欲をもったまま化生した存在であるといわれています。よって、権類を供養するのは、護摩法を無事なしとげられるようにするためであり、実類を供養するのは、さまざまな障難を排除するためです。

神供壇
神供壇

護摩の世天段で供養を受けるのは権類の世天でした。一方、実類の世天は、護摩の煙さえ恐れて近寄れないといわれています。それで、神供壇(じんぐだん)を本堂の外にもうけて供養するのです。

ここ供養する十二天の勧請図は、次のとおりです。世天段の配置と少し異なるので注意が必要です。神供は、東方に向かって修法することになっているので、左手奥に伊舎那天(北東)を、正面奥に帝釈天(東)をおいて、以下順次、諸天を観じ、しかるべき供養を行います。

神供壇十二天勧請図

私の場合、ふつう月に1度神供を修法していますが、特別な行事のときは、期間中、毎日の神供いたします。中央の土器は、釉(うわぐすり)をかけない素焼きの容器のことです。ここに供物をおそなえします。

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