毎月1日、摩利支天のご縁日。午前11時から護摩と法話があります。

高野山孔雀堂ものがたり 3

孔雀

孔雀

毒蛇を食べる孔雀の力を神格化した仏尊が、孔雀明王です。

一切の諸害を除去する明王として信仰されています。

孔雀明王の信仰と功徳

孔雀明王を説く経典は、『仏母大孔雀明王経(ぶつもだいくじゃくみょうおうきょう)』3巻が有名です。

インドでは、お釈迦様の時代から孔雀の呪を誦する信仰があったようです。修行中にコブラなどの毒蛇にかまれて、命を落とす修行者が多くいたからだと思います。そこでお釈迦様もヘビの毒を伏するために「孔雀呪」を誦することを許したと考えられています。

日本には、早くも奈良時代の後半から伝えられていたようです。平安時代から鎌倉時代を通じては、孔雀明王を本尊として、災禍を消除して雨を降らす「祈雨法」がしばしばおこなわれました。

孔雀明王を本尊に修法する祈雨法については、延杲僧正のページをごらんください。

孔雀堂本尊の像容

快慶作孔雀明王像(元孔雀堂本尊)

快慶作孔雀明王像(元孔雀堂本尊)

孔雀明王のすがたには、いくつかパターンがあるようですが、高野山孔雀堂の孔雀明王像には、次のような特色がみられます。

  • 慈悲相の明王
  • 白色系の衣を着る
  • 宝冠をいただく
  • 金色の孔雀の上に座す
  • 四臂がある
  • 右手の第1手には開いた蓮華の花茎をもつ
  • 右手の第2手には倶縁果をとる
  • 左手の第1手は胸のあたりにあてて吉祥果をもつ  
  • 左手の第2手は孔雀の尾をとる

これが高野山の孔雀明王の像容となります。

このような正面向きで手が4本ある孔雀明王の図像の形成には、弘法大師が深く関与しているといわれ、「大師様孔雀明王(だいしようくじゃくみょうおう)」として尊崇されてきました。

高野山孔雀堂の孔雀明王像は、「大師様孔雀明王」のスタイルを継承しています。

高野山の孔雀明王様は、明王とは思えないほど優美はお姿です。

 

白い衣をまとって、宝冠をいただき、金色の孔雀に座しています。

 

4本の手には大切な道具を持って、それらでもって私たちに降りかかる災難を払いのけてくださっています。

孔雀明王の真言

オン マユラ キランデイ ソワカ

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