創建400年 信仰の炎

創建400年 信仰の炎

金沢・宝泉寺で「八千枚護摩供」

金沢市子来町の真言宗宝泉寺の創建400年祭を祝う「摩利支天山四百年祭」は7日始まり、本尊の摩利支天が45年ぶりに公開された。この日は辻雅榮住職(46)が「八千枚護摩供」を行い、2メートル以上に燃え上がる護摩の炎を前に、厳かな信仰風景を繰り広げた。

本堂では、釈迦が娑婆世界に八千回往来したとの故事に基づき、辻さんが炎に8000本の護摩木を次々と投じた。約二百人の檀信徒が錫杖を鳴らして真言や般若心経などを唱え、結願まで法会を一体となって見守った。

宝泉寺は加賀藩祖、前田利家が末森の合戦などで兜に納めていたとされる摩利支天を安置し1606(慶長11)年創建された。8日も摩利支天は公開され、午後1時半から稚児行列がある。

本尊・摩利支天 45年ぶりに公開

(北國新聞、2006年10月8日)

(北國新聞、2006年10月8日)
(北國新聞、2006年10月8日)

オンマリシエイソワカオンマリシエイソワカ

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