「護摩と法話」毎月1日午前11時から

甲子の日をもって護摩木を伐ること

護摩木を伐る(2020年金沢宝泉寺)

2020年3月22日、今春2度目の「甲子」に木を伐ってきました。

大切な護摩修行にあたって、「年初めの甲子(きのえね)の日をもって護摩木を伐ること」に定められていますが、北陸の当山では積雪を避け、新春2度目の甲子日を選んで木を伐ることに決めています。

甲子(きのえね)
甲子は干支の第一番目。甲が木性、子が水性で相生(水生木)の関係にあり、また、干支の組合せの一番目であることから、甲子の日は吉日とされています。たいへんめでたい日というわけです。

甲子日に護摩木を伐るという決まりがある以上、法に従いたいと思います。とはいえ一人で山に入って木を伐って、護摩木を作って、毎日護摩修法するのは至難なこと。お手伝いくださる有志のお力添えがあって、はじめて可能になります。本当にありがたいです。

コロナウイルス蔓延中。超こわい! だけど萎縮ばかりしていたら、元気な人まで調子が狂う。こういうときこそ、創造的なことに打ち込む時間をもちたい! あっ、マスクと手洗い、うがい。忘れずにね。

まりちゃん

【おまいり・下見】3月8日(日)雨のち晴

さわやかですね。ご縁をいただいたお山には、清らかな氣が満ちていました。

山主である保田さんの許可を得て、しっかりおまいりをしたあと、伐るべき木を実際に見て選ばせていただきました。今回は、樹齢三十数年とおもわれる、幹に枝の少ないまっすぐなスギをセレクト。細いけれど、節が無い! ぜいたくだなぁ〜

そのあとお山を守っている神さまとご先祖さま、保田さんを囲んで、クルーズのママさんお手製弁当をいただきました。

保田さん・ママさん・長谷川さん・森さん・羽場さん、ありがとうございました!

【枝打ち】枝打ち 3月15日(日)晴

伐り出す前に、現場周辺の樹木の枝打ちをします。伐った木をスムーズに倒すための工夫です。

保田さん・長谷川さん・森さん・羽場さん、お世話になりました。

【点検と準備】枝打ち 3月21日(土)晴

森さんがチェーンソーのプラグを交換し、長谷川さんが道具の積み込みにきてくれました。

 【おまいり・伐採】3月22日(日)雨のち曇

現地到着
 すぐさま「おまいり」です。 
伐 採

安全第一。あわてず、ゆっくり、ていねいに!

搬 出

トラックに積みやすい長さに伐りそろえ、根元に印をつけて搬出します。

護摩木を伐る(2020年金沢宝泉寺)

長さをそろえてトラックに積み込みます

帰 山

帰山後、規定のサイズに輪切り、皮をむいて保管。乾燥を待ちましょう。

皮をむけば、つるつる。ほぼ節が無いから、たくさん乳木がとれますね!

護摩木を伐る(2020年金沢宝泉寺)

規定のサイズに輪切りして、皮をむき、乾燥を待ちます

本日終了

保田さん・松田さん・高村さん・長谷川さん・森さん・羽場さん、おつかれさまでした。

ゴールデンウィークに、乾燥した切り株にクサビを打ち込んで荒割りしていく予定です。

【墨つけ】3月23日(月)晴

朝からいいお天気なので、墨をつけました。

一人でやっていたところに、長谷川さんがおまいりにこられ、手伝っていただきました。

墨つけ

片面に墨をつけました。

住職

お店で購入すれば事足りる護摩木を、あえて自分たちで作ることで、より多くの気づきをいただけます。拝むだけが護摩ではありません。弘法大師の密教文化をいまに伝え育み生かす工夫。忘れてはいけません。

オンマリシエイソワカ